ランドリールームとは?必要な広さと間取り、日々の洗濯を快適にする3つのコツ

ランドリールームとは?必要な広さと間取り、日々の洗濯を快適にする3つのコツ

ランドリールームは、洗濯機や乾燥機の設置だけでなく、室内干しやアイロンがけ、衣類の収納といった洗濯の作業が一か所で行える専用スペースです。

これまでは洗面脱衣所に洗濯機、干す場所はバルコニー、畳むのはリビング、と複数の場所を行き来するのが一般的でしたが、ランドリールームを設けることで家事動線がまとめられ、家事の負担を大幅に軽減できます。特に共働きや子育て世帯では、日々の家事の負担を減らすランドリールームの有無が暮らしの快適さを左右します。

この記事では、ランドリールームの定義から必要な広さの目安、家事動線がスムーズな間取り作りの工夫まで分かりやすく解説します。

この記事でわかること
・ランドリールームの役割
・快適に使うために必要な広さの目安
・家事動線を意識した間取りの工夫
・設備や収納を取り入れる工夫
・実際の住まいづくりで活かせる注意点

ランドリールームとは?3つの役割について解説

ランドリールームは「洗濯作業の拠点」として、「洗う」「干す(乾燥する)」「アイロンをかける・たたむ」といった洗濯に関する家事を一か所で行える専用スペースを指します。
主な役割は以下の3つです。

1. 洗濯と乾燥(家族の身支度・洗面時間と交わらない場所)

ランドリールームは、洗濯機や乾燥機を設置するスペースとしての役割があります。

従来は洗面脱衣所の一角に洗濯機を置くのが一般的でしたが、この配置では洗面や歯磨きと選択の時間が重なりやすく、混雑が起きやすいという問題がありました。

ランドリールームを設けることで、こうした生活動線と選択動線を切り分けることができるため、時間帯や家族の行動を気にすることなく、いつでも自由に洗濯を行えるようになります。さらに専用スペースにすることで、給排水設備を集中させやすくなり、洗濯に必要な道具や洗剤類もまとめて管理できるため、家事の効率そのものが向上します。

2. 部屋干し(天候や時間に左右されない)

部屋干しスペースとしての役割もあります。

雨の日や梅雨のような洗濯物が乾きにくい日はもちろん、花粉やPM2.5といった微粒子が多く舞っている日でも安心して洗濯物を干す事ができます。
小さな子どもや花粉アレルギー持ちの家族がいる家庭にとっては、ランドリールームの有無が生活に大きな影響を与えます。

外の天候や日照時間に左右されないため、夜間や早朝など時間を気にせずに洗濯物を干すことも可能です。

3. 衣類の保管・収納(たたんですぐしまえる)

衣類を一時的に保管したり収納したりする場所としての役割もあります。

洗濯物は最後の「片付け」に最も時間と手間がかかりがちです。
特に子育て世帯のような一回の洗濯で洗う衣服の量が多い家庭では、畳んだ後に仕分けして、それぞれの部屋へ持って行きタンスやクローゼットに収納することは大きな負担になります。

ランドリールームに収納機能を持たせれば、面倒な「しまう」作業を同じ空間で完結させることが可能です。さらに、ファミリークローゼットやウォークインクローゼットと直結させれば、洗濯後に畳んだ衣類をその場で収納できます。衣服が生活空間に散らばることを防ぎつつ、
「体操服どこに置いたっけ?」「靴下が片方見つからない」
といった日々の小さなストレスを減らすことにもつながります。

ランドリールームがある家の魅力

・洗濯作業を一つの部屋で出来る
・天気や時間に左右されず、洗濯物を干せる
・洗濯物で部屋が散らからない
・洗濯作業の効率が上がって時短になる

ランドリールームのイメージ

ランドリールームに必要な広さは「最低2帖」「収納も必要なら5帖以上」

一般的には2帖程度の空間があれば、洗濯機と乾燥機を並べて設置することができます。

しかし、これはあくまでも最低限の広さです。洗濯室と割り切るのであれば十分ですが、一つの部屋で「洗う」「干す(乾燥する)」「アイロンをかける」「たたむ」の全てを完結させたいのであれば、もう少し広い空間が必要です。

洗濯作業の家事動線をまとめたいなら3~4帖

ランドリールームの広さが4帖ほどあれば、洗濯機や乾燥機の設置に加えて、室内干し用の物干しポールやアイロン台、作業カウンターを置くスペースも確保できるため、「洗う」「干す(乾燥する)」「たたむ」といった一連の作業を1つの部屋で完結させることができます。

他の部屋のスペースを必要以上に圧迫することなく日々の家事動線を効率化できるため、4帖は多くの家庭で人気のサイズとなっています。

より沢山の洗濯物をしまいたいなら5帖以上

5帖以上の広さが確保できれば、衣類を大量に収納できる棚やハンガースペースを設けることができ、より多くの衣服を出し入れするのに便利な空間となります。ファミリークローゼットと直結させれば、家族全員分の衣類を一か所にまとめられる上、探す手間も減り、衣類管理の効率が格段に上がります。

しかし、このサイズになるとランドリールームだけで住宅の限られた床面積を圧迫してしまうこともあります。特に都市部の狭小地などは5帖分を確保するのが難しいことも多いため、他の部屋とのバランスを考えた間取り計画が必要です。

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快適なランドリールームの間取りを作る3つのコツ

ランドリールームを快適に使うためには、広さだけでなく配置や設計の工夫が欠かせません。
ここでは、快適なランドリールームの間取りを作る3つのコツを紹介します。

快適なランドリールームの間取りを作る3つのコツ

ランドリールームに求める機能を絞る

まず大切なのは「ランドリールームに求める機能を絞る」ことです。

単に洗濯機と乾燥機を置くだけの空間にするのか、干す・畳む・収納までが完結できる家事拠点にするのか、など…

ランドリールームと言っても何を求めるかで必要な広さや設備は大きく変わります。他の部屋とのバランスを取った間取りにするためにも、求める機能を絞ることは重要です。

浴室やクローゼットと近い間取りにする

浴室や洗面所といった他の水回りや収納スペースの近くにランドリールームを配置することも、快適な間取り作りにおいて重要です。

例えば、浴室の隣にランドリールームを設ければ、入浴後に脱いだ衣類をそのまま洗濯機に入れることができ、動線が最小限で済みます。
ランドリールームとファミリークローゼットを直結させておけば、洗濯後に畳んだ衣類をすぐに収納できるだけでなく、リビングや寝室に洗濯物が散らかる心配もありません。

快適なランドリールームの間取りを作る3つのコツ
快適なランドリールームの間取りを作る3つのコツ

換気扇や除湿機で湿気を逃す設計にする

どうしても日々洗濯物を干すランドリールームでは湿気がこもりがちです。そのまま放置するとカビの発生や部屋干し特有の臭いの原因になってしまい、せっかくのランドリールームが使いにくい空間になりかねません。

換気扇を設置したり、除湿機を導入するなど、室内にこもった湿気を逃がせる設計にすることが重要です。

気になるランドリールームの間取り、オンラインでも相談できます

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相談は無料。お気軽にお問い合わせください。

【事例】毎日の洗濯が楽になるランドリールーム

キッチンの隣に作られた収納棚付きランドリールーム
キッチンの隣に作られた収納棚付きランドリールーム

キッチンの隣に作られた収納棚付きランドリールーム

この住まいのランドリールームはキッチン横に配置されているのが大きな特徴です。

ランドリールーム内には着替えやタオルの収納に便利な収納棚付きで、洗濯物がリビングなどに散らからず、住まい全体がすっきり整うのも魅力です。

キッチンと隣接した間取りによって家事動線をまとめ、時間も手間も無駄にしない効率的な住まいを実現しています。

浴室の隣に作られたコンパクトなランドリールーム
浴室の隣に作られたコンパクトなランドリールーム
浴室の隣に作られたコンパクトなランドリールーム

浴室の隣に作られたコンパクトなランドリールーム

この住まいのランドリールームは浴室のすぐ隣に配置されています。

入浴時に脱いだ衣類や濡れたタオル、着替えもすぐに洗濯へ回せるため、日常の家事負担を軽減できます。
ランドリールーム内にはタオルや洗剤を収納できる棚が備え付けられており、必要なものを手に取りやすい工夫がされています。

全体的にコンパクトなつくりながら、効率的に活用できるランドリールームとなっています。

家事動線を考えたランドリールーム、見てみませんか?

OU2HAUSのモデルハウスでは、家事動線を考えた使いやすいランドリールームをご提案。家族の未来にフィットする住まいを、ぜひその目でお確かめください。

まとめ:求める機能を絞ることが、快適なランドリールーム作りの第一歩!

ランドリールームの間取りを考える上で最も大切なのは、求める機能をしっかりと絞り込むことです。

ランドリールームに求める機能を絞ることで、必要な広さや設備が明確になり、無駄のない効率的な間取りづくりにつながります。特に都市部のような土地の面積が限られている地域では、他の部屋とのバランスを考える必要があるため「どの機能を優先するか」を整理しておくことは大切です。

OU2HAUSではこれまで培ってきた住宅設計の経験を活かし、暮らし方に合わせた最適なランドリールームのアイディアをご提案しています。限られた条件の中でも家事動線を意識した快適な空間づくりをサポートしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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