震災への備え
都心部で理想の住まいを追求する際、多くの人がまず2階建てや3階建て住宅から検討し始める傾向があります。
しかし、限られた敷地で「もっと広いスペースが欲しい」「あと一部屋あれば…」といった希望を叶えるには、限界を感じることも少なくありません。
そこで、浮上するのが、4階建て。
建築条件さえクリアできれば、縦の空間を最大限に活用できる答えの1つです。
4階建ての家となるのと気になってくるのが地震や火災への備え。
つまり、耐震性や耐火性能。
特に、木造であれば余計に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。「本当に地震に強いのか?」「火事に遭ったらどうなる?」といった懸念は当然です。
もし、現代の技術と適切な設計・施工により、これらの不安を解消し、安心・安全な木造4階建ての家を建てることができれば理想の暮らしを叶える選択肢になってくると感じませんか? そんな木造4階建てについて事例を合わせて紹介していきます。

地震に強くて、火にも強い 木造四階建てという選択肢
震度6強の地震にも耐えられるエンジニアリングウッドと高精度金物で台風にも地震にも強い構造。大臣認定を取得した防火性能を満たした木造耐火建築物

断熱等級6以上で遮熱もできる外壁だから、夏涼しくて冬暖かい家
この記事でわかること |
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・4階建て住宅という選択肢があること ・木造で実現する高い耐震性や耐火性 ・「ビルトインガレージ」や「ガレージハウス」も実現できる! ・地下室や屋上を活用した趣味スペースも作れる! ・「資産運用型住宅」としての高い資産価値 |
1. 「揺れに強い家」耐震等級3で実現する震災への備え
日本に住む私たちにとって、地震対策は住まい選びにおいて最も重要な要素の一つです。
特に「関東直下型地震」のような大規模地震へのご不安は、4階建ての家を建てる上で切実な懸念事項でしょう。
しかし、現代の建築技術と法制度に基づいた家づくりでは、この不安を解消し、高い耐震性を備えた4階建て住宅を実現できます。

耐震等級3とは、最高等級の耐震性能
住宅の耐震性は、国土交通省が定める「住宅性能表示制度」の耐震等級によって評価されます。
最高等級である耐震等級3は、極めて稀に発生する大規模地震(数百年に一度程度発生する地震)に対しても、建物の倒壊や崩壊を防ぎ、住人の生命・財産を守ることを目的としています。
これは、消防署や警察署など、災害時の拠点となる建物と同等の耐震性を示すものです。
4階建て住宅、特に木造4階建てにおいては、以下の対策によって耐震等級3の実現が可能です。
POINT1
構造計算の徹底
一般的な木造住宅で、3階建て以上では構造計算が必須となります。4階建てにおいては、専門家による詳細かつ厳密な構造計算を行い、建物の重さ、積雪荷重、風圧、そして地震による揺れなど、あらゆる外部からの力に対して安全性を確保できる設計を行う必要があります。これにより、柱や梁の配置、壁の量、接合部の強度などが緻密に決定されています。
POINT2
高強度な接合金物の採用
柱と梁、土台などの接合部には、地震の揺れによる引き抜き力やせん断力に耐えうる、高強度な金物を採用しています。これにより、躯体全体のねじれや変形を抑制し、粘り強く地震に耐える構造としています。
POINT3
壁量とバランスの良い配置
耐力壁(地震や風に耐える壁)の量を十分に確保し、建物全体にバランス良く配置することで、特定の箇所に負荷が集中するのを防ぎます。
建物全体の剛性が高まり、地震のエネルギーを効果的に分散・吸収しています。
POINT4
軽量化の選択肢としての木造
鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造(S造)に比べて、木造は建物自体の重量が軽いため、地震発生時の揺れのエネルギーが小さく、地盤への負担も抑えられます。これにより、耐震設計において有利な側面を持つことができます。
適切な地盤改良と組み合わせることで、軟弱地盤であっても4階建て木造住宅の建設は可能です。
POINT5
制震・免震装置の導入
必要に応じて、建物の揺れを吸収・軽減する制震装置や、地盤から建物を切り離して揺れを伝えない免震装置の導入も検討できます。
これらの技術は、特に大規模地震対策として有効であり、居住者の安心感を一層高めます。

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2. 「燃え広がりにくい家」都心の入り組んだ土地でも延焼に耐える耐火性能
都内の入り組んだ土地における火災の延焼リスクは、密集した住宅地ならではの懸念です。
万一の火災発生時にも、隣家への延焼を防ぎ、ご家族が安全に避難できる時間を確保するためには、高い耐火性能を持つ住宅が不可欠です。

耐火構造・準耐火構造の義務付けと性能
都市部の特定の地域(防火地域・準防火地域など)では、建築基準法に基づき、準耐火構造や耐火構造が義務付けられます。
4階建ての設計段階でこれらの基準をクリアする素材や工法を選択することで、延焼リスクを大幅に低減し、火災発生時の安全性を高めることができます。
・耐火材料の採用
外壁には防火サイディング、モルタルやタイル、屋根には不燃材料(瓦、スレートなど)、窓には防火窓(網入りガラスや特定防火設備)を採用します。これらの材料は、火災が発生しても燃え広がりにくく、一定時間火炎の侵入や熱の伝達を防ぎます。
・木造の耐火技術
「木は燃えやすい」というイメージがあるかもしれませんが、現代の木造住宅は、表面が焦げても内部まで燃え進みにくい「燃えしろ設計」や、石膏ボードなどで木材を被覆して耐火性能を高める技術(例:準耐火構造・耐火構造)が確立されています。
これにより、木造でも法的に定められた耐火性能をクリアし、安全性を確保できます。
・区画形成による延焼防止
各階や特定の部屋を防火区画として設計することで、万一火災が発生しても一定時間、火炎や煙の侵入を防ぎ、他の部分への延焼を食い止めます。
これにより、避難時間を稼ぎ、消防活動を助けることができます。
これらの耐火対策は、ご自身の命と財産を守るだけでなく、隣近所への延焼を防ぐことにも繋がり、地域全体の防災力向上に貢献します。

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3. 「ビルトインガレージ」や「ガレージハウス」も夢ではない!
都市部で車を所有する方にとって、限られた敷地での駐車スペース確保は共通の悩みです。
レンタカーを探し回る手間や使いたいときに使えないことを考えると、自宅に駐車場があることは大きな魅力です。
4階建ての家は、この点でも有効な解決策を提供します。



ビルトインガレージの採用
1階部分をビルトインガレージとして活用することは、敷地面積を最大限に有効利用しながら、大切な車を風雨や盗難から守る最も一般的な方法です。シャッターを設置することで、セキュリティとプライバシーを確保し、大切な車を安心して保管できます。また、車から直接住居内に入れるため、雨の日でも濡れずに乗り降りできる利便性も魅力です。
ガレージハウスとしての可能性
車好きの方にとっては、ガレージは単なる駐車スペース以上の意味を持ちます。4階建てであれば、ガレージ部分と居住空間を一体化させたガレージハウスの実現も可能です。例えば、ガレージと一体になった趣味の空間を設けたり、2階から愛車を眺められるような設計にしたりと、趣味を最大限に楽しむ空間づくりができます。
複数台駐車の可能性
敷地の間口や奥行きによっては、縦列駐車や、小型の機械式駐車場を導入することで、複数台の車やバイクを駐車することも可能です。これにより、ご家族の車だけでなく、来客用のスペースも確保できる場合があります。
4. 「趣味の地下室」や「余暇を充実させる屋上」も実現できる!
都市生活の中で、趣味に没頭したり、心からリラックスできるプライベートな空間を求める声は少なくありません。
庭を広く取るのが難しい都心において、4階建ての家は、縦の空間を利用してこのような「夢」を実現する多様な可能性を秘めています。

地下室は防音効果があるので、さまざまな用途で使用可能です

洋室には扉で区切られた趣味室も併設

夕日が差し込み、スカイツリーが見える屋上

約40㎡ある屋上の広々ルーフバルコニー
趣味の地下室の活用
防音性に優れた地下室は、外部の喧騒から隔絶された静かな環境になります。ホームシアター、音楽スタジオ、楽器練習室、書斎、トレーニングルーム、ワインセラーなど、趣味のための特別な空間に仕立てることができます。温度変化が少ないため、食品や美術品の保管にも適しています。都市の喧騒から完全に切り離された自分だけのサンクチュアリとして、集中力が必要な作業や、誰にも邪魔されない趣味の時間を満喫できます。
余暇を充実させる屋上テラスの活用
遮るものが少ない屋上は、周囲の視線を気にせず開放感を味わえるプライベートな空間です。ガーデニング、家庭菜園、バーベキュー、アウトドアダイニング、ミニプール、あるいは星空を眺めるためのリラックススペースなど、様々な用途に活用できます。都市の景色を一望しながら、日々の疲れを癒す贅沢な時間を過ごし、自宅にいながらまるでリゾートにいるような気分を味わうことも可能です。プライベートな空間でありながら、風を感じ、空を見上げられる開放感は、4階建てならではの特権と言えます。
5. 「資産運用型住宅」経済的なゆとりをもたらす賃貸物件としての収益最大化
4階建ては、ご自身の居住空間だけでなく、収益物件としての価値も大いに秘めています。
鉄筋コンクリート造や、鉄筋鉄骨コンクリート造に比べ、木造は総工費が安くなる傾向で、イニシャルコストを2割から3割程度安くすることができます。また、2階建てよりも3階建て、3階建てよりも4階建ての方が戸数を増やすことができるため、収益性が高くなります。
都心部では賃貸需要が非常に高く、多層階を活かした賃貸併用住宅は、安定した家賃収入を得るための魅力的な選択肢となります。
多世帯住宅や賃貸併用住宅としての設計
各階を独立した住居スペースとして計画することで、親世帯との同居や、一部フロアを賃貸に出すことが可能になります。
賃貸フロアからの収入を住宅ローンの返済に充てることで、経済的な負担を軽減し、自己居住部分の実質的なコストを抑えることも可能です。
用途の多様性
1階部分を店舗や事務所スペースとして活用し、上階を居住スペースや賃貸フロアとすることで、より多様な収益モデルを構築できます。
これは、3階建てではなかなか実現しにくい、4階建てならではの大きなメリットです。
高い資産価値の維持
都心の一等地における4階建て住宅は、その希少性と高い収益性から、将来的な資産価値も維持しやすい傾向にあります。

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木造4階建て「もくよん」で実現する都心での自由な暮らし
「木造4階建てに対する不安を解消し、都市での自由な暮らしを実現する」というコンセプトを掲げるOU2HAUSの事例は、まさに4階建てを検討されている方のこれからの住まい方を考えるよりどころになると思います。
OU2HAUSの代表的な建築コンセプト、木造4階建て「もくよん」は、気になる耐震性能や、耐火性能が高く、自由度の高い設計が可能です。
長年培ってきた都市部での建築ノウハウと、木造の特性を最大限に活かした設計力、そして高い施工技術がou2hausが選ばれる理由です。
お客様一人ひとりの要望と土地の条件を徹底的に理解することで、家づくりの過程で生じる様々な不安を解消し、理想の住まいを形にすることを重視しています。
木造4階建てでも、耐震性・耐火性を確保しつつ、都市生活における多様なニーズ(駐車スペース、趣味の空間、賃貸収益など)に応えられるための提案も行っています。
まとめ
3階建てでは叶えられなかった「広さ」「多様性」、そして「収益性」といった要望を、4階建ての家は実現する可能性を秘めています。
特に、現代の建築技術は、木造4階建てであっても、耐震等級3に代表されるような高い耐震性能と、延焼に耐える耐火性能を実現し、地震や火災といった都市特有のリスクへの不安を解消できます。
さらに、ビルトインガレージによる駐車スペースの確保や、趣味の地下室、余暇を充実させる屋上といった特別な空間を作ることで、お客様のライフスタイルを豊かに彩ることができます。そして、賃貸併用住宅として活用すれば、安定した家賃収入が期待でき、都市での暮らしに経済的なゆとりをもたらします。
4階建ての家は、単なる住まいではなく、都市生活における安心、快適、そして豊かな未来を創造するための投資と言えます。
OU2HAUSの「もくよん」は、各分野のプロが蓄えてきたノウハウで、木造4階建てに対する不安を解消し、お客様の具体的なニーズと夢を形にすることができます。都市で理想の住まいを検討される際は、ぜひ4階建て住宅という選択肢も検討してください。