【外観デザイン実例集】外壁タイルの種類と特徴を徹底解説!

【外観デザイン実例集】外壁タイルの種類と特徴を徹底解説!

注文住宅の「顔」とも言える、外観デザイン。その印象を決定づける最も重要な要素が、面積の大部分を占める「外壁材」です。
数ある外壁材の中でも、「外壁タイル」は、他の素材とは一線を画す建材です。
本物だけが持つ重厚な質感、歳月を経ても色褪せない圧倒的な耐久性、そして雨で汚れが落ちる防汚性。これらの特徴は、一般的なサイディングや塗り壁では決して得られない、外壁タイルだから得られます。
しかし、「タイル」と一口に言っても、そのデザインや質感は千差万別です。
「シャープでモダンな家にしたい」
「レンガ調の温かみのある外観にしたい」
「石積のようなナチュラルで高級感のある雰囲気が理想」
あなたのその想いは、どの「種類」のタイルを選ぶかで決められます!
この記事では、東京23区を中心に、都市型住宅を数多く手掛ける私たち「OU2HAUS」が、「もくよん®」に採用している高品質な「外壁タイル」の豊富な種類に焦点を当て、それぞれのタイルが持つデザイン的特徴と、都内の家づくりでどのように活かされるのかを、実際の施工事例とともに徹底的に解説します。
あなたの理想の外観はどのタイルで実現できるのか、ぜひご覧ください。

この記事でわかること
・なぜ今、外壁材に「タイル」が選ばれるのか?3つの理由
・外観の印象は「タイルの種類」で決まる!デザイン系統別ガイド
・好みで選べる外壁タイルの種類と施工例
・種類だけじゃない!「貼り方」と「色」で差がつく上級テクニック
・まとめ|無数にある種類から、「最高の外壁タイル」を選ぶ

なぜ今、外壁材に「タイル」が選ばれるのか?3つの理由

なぜプロの目線から見ても「外壁タイル」が究極の外壁材と言えるのか、その理由を簡単に説明します。

1.圧倒的な高耐久性(メンテナンスフリー)

一般的なサイディングや塗り壁が10年~15年ごとに色褪せ、劣化し、再塗装やシーリング打ち替えで数百万円のメンテナンス費用がかかるのに対し、タイルは土や石を高温で焼き固めた「セラミック」です。紫外線による色褪せや劣化がほぼ起こらず、再塗装の必要がありません。

2.驚異的な防汚性(セルフクリーニング)

OU2HAUSが採用するタイルは、雨水で汚れを洗い流す「セルフクリーニング機能」を備えています。都内の排気ガスやホコリも寄せ付けず、30年後も新築時の美しさを保ち続けます。
親水性(しんすいせい)によるセルフクリーニング機能は気中の水分でバリアを張り、雨の力で洗い流します。

3.本物だけが持つ「質感」と「高級感」

サイディングの「タイル調(印刷)」とは異なり、タイルは「本物の焼き物」です。一枚一枚が持つ自然な陰影と重厚感が、家の「格」を作り上げます。
また、キズが付きにくく、劣化がほぼ起こらない耐久性と、高熱で焼きあげているからこその耐火性があります。

都内の家づくりこそ、タイルを選ぶべきだと推奨しています。その理由は、メンテナンスで足場が組みにくい「狭小地」や、足場代が高額になる「3階建て・4階建て」、そして汚れやすい「都市環境」。これら都内特有の課題をすべて解決し、かつ長期的な資産価値を守る。それが外壁タイルを推奨する理由です。

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建物の形状やご予算、好みのスタイルに合わせて、経験豊富なアドバイザーが最適なプランをご提案します。 「本当にメンテナンスフリー?」「総額はいくら?」などの疑問も、画面共有で資料を見ながらわかりやすく解説します。

外観の印象は「タイルの種類」で決まる!デザイン系統別ガイド

外壁タイルは、その形状、表面の質感、焼き方によって、多彩な表情を生み出します。まずは、デザインの大きな系統を理解しましょう。

ボーダー系(細身・水平ライン)

細長い形状で、水平ラインを強調するデザイン。
シャープで都会的な、スタイリッシュ・モダンな外観に最適です。

ブリック系(レンガ調)

レンガの風合いを再現したデザイン。
土の温かみや、削り出したようなラフな質感が、重厚感やトラディショナルな雰囲気を醸し出します。

ストーン系(石材調)

天然の石材(割肌石や大理石)の表情を模したデザイン。
ランダムな凹凸と色ムラが、ナチュラルでありながら最高級の高級感を演出します。

プレーン系(フラット)

凹凸が少なくフラットな面状のデザイン。
シンプルでミニマルな外観や、他の素材と組み合わせる際のベースとして活躍します。

好みで選べる外壁タイルの種類と施工例

高品質なタイルのラインナップから、代表的な種類をデザイン系統別に、施工事例とともにご紹介します。

マウントストーンタイル/ハーモニーフェイスタイル

全体を美しく引き締める「シャープな黒」 建物のメインとなる外壁には、ブラックのマウントストーンタイルを使用。細身のタイルが描く水平ラインが、縦に伸びる建物のフォルムを際立たせ、都会的で重厚な存在感を放ちます。
玄関に温かみを添える「アクセントグレイッシュベージュ」 家の顔となる玄関周りには、「グレイッシュベージュ」をアクセントとして採用。 クールな黒の外壁に対し、ベージュの柔らかな色味が奥行きと「抜け感」を演出。シャープな印象を崩すことなく、訪れる人を優しく迎え入れる、上質で温かみのあるエントランスに仕上げています。

スプリットボーダータイル

都市の景観に際立つ、シャープで洗練された佇まい。
そのスタイリッシュ・モダンな外観を決定づけているのが、「スプリットボーダータイル」です。水平ラインを強調するデザイン細身で細長い形状のボーダー系タイルが、壁面にリズミカルで美しい水平方向の流れを生み出します。
シャープで都会的な印象に。
縦に伸びる建物のフォルムに対し、タイルの水平ラインが加わることで、全体が引き締まった、都会的でスマートな印象に仕上がります。

ニューグランドールシリーズI(コルモストーン調 プレミアム)

ラットで縦長の壁面は、単調になりがちです。
しかし、大小の石を積み上げたようなランダムな凹凸を持つこのタイルを採用することで、壁面に豊かな陰影と奥行きが生まれ、建物全体に高級感と存在感を与えています。
街並みを明るく彩るカラーは、清潔感のあるホワイト系を採用。 特有の素材感が、白一色の中にも柔らかなニュアンスをプラス。光を受けて明るく輝きながらも、決して冷たい印象にならず、温かみのある上品な佇まいを演出しています。

LIXILのルガーレネクト

街行く人を優しく招く。温もりと清潔感のテラコッタカラー。
1階に店舗を構える建物だからこそ選びたい、明るく開放的なファサード。 LIXILのルガーレネクトが、建物全体を柔らかな空気感で包み込みます。
店舗の顔となる「親しみやすい表情」 明るいオレンジベージュ(テラコッタ系)の色合いは、視認性が高く、街路樹や青空にもよく映えます。 温かみのあるカラーが、無機質になりがちなビルの印象を和らげ、「思わず立ち寄りたくなる」ようなウェルカムな雰囲気を演出します。

ウッドマスター × スプリットボーダー

リアルを超えた「理想の木材」を採用(1階部分) 家の顔となる1階部分には、「ウッドマスタータイル(セピアブラウン)」を使用。 本物の古木と見紛うほどのリアルな木目を持ちながら、タイルの強さを併せ持っています。 「木の家に憧れるけれど、メンテナンスが大変…」という悩みを解消し、美しい木質感を半永久的に保ちます。
安定感と軽快さの「ツートン・コーディネート」 下層階に濃い色の「ウッドマスター」を配置することで、建物に視覚的な安定感を持たせました。 対して上層階には、明るい「スプリットボーダー(グレイベージュ)」を配置。水平ラインのシャープさが空に抜け感を作り、重くなりすぎない、洗練された都会の邸宅に仕上げています。

まだ見ぬ『理想の一枚』に出会う。豊富な外壁をご紹介

本記事でご紹介しきれないタイルのカラーバリエーションや、未掲載のプレミアムなデザインを多数収録。「どのタイルが合うかわからない」「組み合わせを見てみたい」 そんなお悩みの方に、数多くの施工事例を掲載したカタログをご用意しました。理想の家づくりの第一歩としてご活用ください。

種類だけじゃない!「貼り方」と「色」で差がつく上級テクニック

理想のタイルを見つけたら、次はその魅力を最大限に引き出す「貼り方」と「色」の戦略です。

1. 「貼り分け」で都内の制約をデザインに変える

都内の狭小地・多層階住宅は、ファサード(正面)が唯一のデザインの見せ場となります。だからこそ「貼り分け」は非常に効果的です。

上下での貼り分け(水平ライン)

一階部分を「ウッドマスター」にし、2階以上を「スプリットボーダー」にする。
建物に安定感と高級感をもたらします。

左右での貼り分け(垂直ライン)

タイルの「垂直貼り分け」によってスマートにデザインした事例です。 単一色で覆うのではなく、あえて左右を大胆に切り替えることで、デザイン性と機能的な意味合いを両立させています。単色では出せないモダンなリズム感が生まれ、都会的でスタイリッシュなプロポーションを実現しています。

同系色で「質感」を変える上級テクニック

あえて色は変えず、「スクラッチブリックタイル」と「スプリットボーダー」を同系色で貼り分ける。派手さはないものの、光の当たり方で表情が変わり、非常に洗練された玄人好みの外観になります。

2. 「色」の選び方

タイルの場合、一般的な塗装と色の選び方の常識が少し異なります

ホワイト系(白)

塗装の常識: 汚れが目立つため、敬遠されがち。
タイルの常識: セルフクリーニング機能で汚れが流れるため、都内でも最もおすすめできる色の一つ。清潔感と膨張色(家を大きく見せる)の効果を、何十年も維持できます。

ブラック系(黒)

塗装の常識: ホコリや砂汚れが「白く」目立ちやすい。
タイルの常識: こちらも雨で汚れが流れるため、メンテナンス性が高い。重厚感と高級感を際立たせる、人気のカラーです。

グレー/ベージュ系

どちらの外壁材でも「汚れが最も目立ちにくい」万能色。周囲の街並みにも調和しやすく、都会的で飽きのこない選択肢です。

3. 「目地」の色で印象は180度変わる

タイル本体だけでなく、タイルとタイルの隙間を埋める「目地」の色も、外観の印象を左右する重要な要素です。

タイル×目地同系色 同系色の目地を使用

タイルとの一体感が高まり、スッキリとしたモダンな印象に仕上がります。

明るい色のタイル×目地黒 反対色の目地を使用

タイル一枚一枚の輪郭が際立ち、レンガ積みのような温かみや、カジュアルな印象が強まります。

まとめ|無数にある種類から、「最高の外壁タイル」を選ぶ

外壁タイルの世界は、深く、多彩です。シャープなボーダーから、重厚なブリック、高級感あふれるストーン調まで、その「種類」を変えるだけで、あなたの家の外観は全く違う表情を見せます。
重要なのは、これらの無数の選択肢の中から、あなたの理想のライフスタイル、都内という土地の条件、そして長期的な資産価値、そのすべてを叶える「最適な組み合わせ」を見つけ出すことです。

「写真だけでは、タイルの本当の質感がわからない」
「私たちのイメージに合うタイルの種類を提案してほしい」
「何種類か貼り分けた場合のイメージを見てみたい」
その想い、ぜひ一度私たちにご相談ください。ショールームで本物のタイルの質感に触れていただきながら、経験豊富な設計士が、あなたの期待を超える「30年後も色褪せない、世界に一つだけの外観」をご提案します。

狭小地の可能性を広げる一歩、まずはお気軽にご相談下さい

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営業時間 10:00~18:00 定休日(火曜日・水曜日)
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