10.1坪の超狭小地に実現!地下室・屋上を持つ6層構造で「交流と趣味」を両立した家
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- 物件
データ -
本体価格:請負価格:5,000万円~6,000万円(144.2万円/坪~)
延床面積:91.74m²(27.7坪)
敷地面積:33.48m²(10.1坪)
家族構成:夫婦
竣工年月:2020年3月
工法:木造軸組
特長:耐火|耐震・制震|省エネ・エコ| | 収納充実 | 地下室 | 屋上 |

墨田区 / T様邸
10.1坪の敷地で広々空間
都心に立つわずか10.1坪の敷地に、OU2HAUSの高度な設計力と木造軸組工法によって、地下室と屋上を備えた木造4階建て、6層構造という立体的な住まいが実現しました。
このプロジェクトは、海外生活が長く、各地で集められた工芸品などを収集されたご夫婦の「限られた空間で趣味やゲストとの交流、そして日々の快適性を両立したい」という強い要望に応える形でスタートしました。
最大の特長は、垂直方向の空間を徹底的に活用し、各フロアに明確な役割を与えたことです。地階は防音性に優れる多目的ルームとして、奥様が琴の演奏を行ったりできる、趣味の空間であると同時に、海外から訪れる友人家族や娘さんの居室にもなるフレキシブルな予備室として機能しています。日当たりの良い3階に配置されたLDKは、団らんの中心でありながら、快適性を追求した集いの場です。
最上階には、都会の空を満喫できるアウトドアリビング空間を設けました。
構造面では、4階建てという高さと立地を考慮し、OU2HAUS標準の高耐久な総タイル貼りを外壁に採用。将来的な外壁のメンテナンスコストを大幅に削減し、竣工時の美しい外観を長期間維持できます。また、各フロアの内装にはアクセントクロスや工芸品を飾る工夫を凝らし、ご夫婦の豊かな海外経験が映える、個性的で飽きのこない空間デザインを完成させました。狭小地という制約を感じさせない、機能美と開放性を両立した都市型住宅の成功事例です。
建築前の悩み・課題
狭小地での「多層利用」と 「長期的な安心」に関する懸念
「趣味」と「ゲストルーム」を両立
10坪という非常に限られた敷地で、夫婦それぞれの趣味の空間に加え、ゲストが快適に泊まれる予備室を確保したい。
お気に入りアイテムを「見せる収納」がしたい!
海外生活で集めた多くのお気に入りのアイテムや工芸品を、それぞれの雰囲気に合わせて美しく飾り、収納したい。
狭小地の「圧迫感」を解消したい
狭小地での建築となるため、採光や開放感が不足し、圧迫感のある住まいになるのではないかと懸念していた。
「高耐震性」と「高耐久な外壁」
建物の階数が多いため、高い耐震性と、メンテナンスに手間がかからない高耐久性の外壁を求めていた。
課題解決の施策
地下と屋上を活かした「6層構造」と 「高耐久仕様」による解決
地下室・屋上を含む垂直6層構造の採用
地下室を趣味空間兼多目的ルームに、屋上をアウトドアリビングとして配置し、要望を実現。
フロアごとのコンセプト設計
各フロアに異なるアクセントクロスを採用し、空間ごとに雰囲気を変更。
3階LDKの採光と開放性の確保
LDKを最も日当たりの良い3階に配置し、L字型ソファダイニングで空間を有効活用し、広がりを感じさせる設計。
OU2HAUS標準の総タイル外壁
4階建ての大きな外壁のメンテナンス費用を大幅に削減するため、高耐久で色褪せない総タイル貼りを採用。
間取り


ou2hausが決めてとなった理由
決め手は、ou2hausの「狭小地・多層階における設計実績と、タイル外壁の提案」でした。
一般的な工務店では難しい「10坪の敷地面積に地下室と屋上を設ける6層構造」を、ou2hausは木造で可能にし、多岐にわたる要望に応えてくれました。特に、4階建てという大きな建物だからこそ気になる外壁のメンテナンスに対し、メンテナンスフリーのタイル外壁を標準で提案してくれたことで、長期にわたる安心とコストメリットを感じ、信頼して家づくりを任せることができました。

一階、玄関
玄関ドアにスリット採光を採用することで、屋外の光を室内に取り込む工夫や、SIC(シューズインクローゼット)上部にハイサイドライトを設け玄関脇の収納スペースも明るく開放的な空間にしている。

一階 玄関脇シューズインクローゼット内観
玄関周りは、SIC(シューズインクローゼット)があり、生活必需品や趣味の アイテムをスッキリと整理可能。外出時に必要なコートやダウンジャケット、趣味のアイテム収納として利用できる空間にしている。
具体的な施策
【空間の使い分け】地下室と屋上を活用した都市型6層構造の住まい
本事例の最大の特長は、地下1階から屋上まで、6つの層を使い分ける立体的な空間構成です。

地下室(多目的ルーム)
外部の騒音から隔離された静かな空間は、現在はご主人の趣味の部屋として利用されていますが、過去には娘さんの居室や、海外から訪れた友人家族の宿泊にも使われました。防音性が高く、外部環境に左右されないこの空間は、多目的なゲストルーム・予備室としても機能し、夫婦の交流の場として大いに役立っています。
3階LDK
最も日当たりが良く、眺望の良いフロアにLDKを配置し、夫婦や友人と過ごす団らんの中心地に。TV背面にはエコカラットを採用し、調湿・消臭効果で快適性を向上させています。


屋上(アウトドアリビング)
水場と人工芝を設置し、テーブルセットを置いて都会の空を満喫できるセカンドリビングとして利用。
この多層構造により、10.1坪という限られた土地でも、各空間に明確な役割を与え、プライベートとパブリック、そして交流の場を充実させることができています。

書斎もたっぷり光彩を取り入れた設計で仕事もはかどります。

部屋のどこを切り取っても絵になる空間です。
【ダイニングキッチン】採光と眺望を活かした3階の開放的なLDK
3階に配置されたキッチンは、作業動線を重視したレイアウトで、友人や家族と会話しながら調理ができる対面式とし、団らんの中心となるように設計されています。明るく眺めの良いこのLDKは、食事だけでなく、友人を招いて思い出話に花を咲かせるための、広々とした集いの場となっています。


【高耐久性】新築時の美しさを保つou2hausの「総タイル貼り」外観
4階建てという高さは、将来的な外壁のメンテナンス(足場代や塗装費用)が大きな負担となります。ou2hausは、その解決策として高耐久な総タイル貼り を提案しました。竣工から3年が経過しても、タイル外壁は色褪せず、汚れも付きにくいため、新築時と変わらない美しい佇まいを保っています。このメンテナンスフリーの外壁は、長期的に見て大幅なコストダウンを実現し、資産価値を維持する上でも重要な決め手となりました。

【デザイン性】アクセントクロスで演出する「海外の思い出」を飾る空間
長い海外生活で集めた思い出の品々を飾るため、内装にはフロアごとに異なるアクセントクロスを効果的に用いました。
例えば、3階のLDKでは、エコカラットと調和するモダンな壁材を、その他のフロアでは、飾るアイテムの雰囲気に合わせた遊び心のあるクロスを採用しています。
愛着あるアイテムが空間の主役となる、個性豊かな住まいが実現しました。

